AKB48 第2回総選挙 第2位 (via MehdisislamicJapan)
「チームＡ所属」」と告げられたときの優子の驚愕、あっちゃんの微笑。歓喜とも怒号とも悲鳴とも呼べない混沌とした場内の歓声。鳥肌が出ているメンバー、既に泣き始めているメンバーがいる中、気丈に振舞うあっちゃん。しかし耐え切れずに一度だけ泣き声を漏らしてしまう。そこから無理やり笑顔と涙を闘わせながら２０秒弱黙り込む。その間、カメラに映し出されるたかみなは、涙を拭きながら「敦子。敦子」と応援するでも励ますでもなく、ただただ名前を呼び続ける。最後まで涙を零さずにスピーチを終え、王座の横にある２位のパイプ椅子へ向かうあっちゃん。たかみなが熱心になにかを伝えている。あっちゃんは吸い込まれるように横にいたともちんに抱きつく。号泣するともちんはあっちゃんの背中を叩き、ともちんの胸から離れたあっちゃんは涙が瓦解していた。そして席に着き、たかみなと目を合わせて一度頷くあっちゃん。そして、同じようにあっちゃんの眼を見て一度強く頷くたかみな。
あっちゃんとたかみなの絆は、なっちとごっちんとは関係性が違う。お互いを意識するライバルでもなければ特別イチャイチャする友達でもないし目指している道もまったく違う二人。それでも横にいるのが当たり前とされている二人。１０年桜のMVを見たときに、言葉にできない感情が生まれた。あれを言葉にする術を未だに見つけられないが、とにかく僕はこの二人がいる限り、どんな形になろうともそれはＡＫＢなんだと思っている。